暗記と思考
なぜ記憶が大切なのでしょうか。と考えたことはありますでしょうか。
まず第一に、ことばを記憶していなければ外界のことも内界のことも、何がどうなっているかをはっきりつかむことができません。
たとえば、学力ということばと知能ということばを知っているから、学力の低い生徒に会ったとき、ひょっとして知能の発育がおくれているのではないかと考え、検査することができます。
状況把握とは自分の記憶にあることば(概念)を用いて状況を整理することです。
「命令一元化の原則」ということばを知っているがゆえに、この組織が非効率的なのはタテの役割関係が稀簿なのではないかと状況を整理する(思疹する)ことができます。
こういうわけで記憶していなければ聞けども聞こえず、見れども見えずです。
この観点からすると同じ記憶するなら、使用範囲の広い、使用期限の長い、そして使用頻度数の高い概念を覚えた方がよいということになります。