父兄の話
ある学校の授業参観日に行った父兄の話です。
その人のお子さんのクラスでは忘れ物をした場合の回数が教室の後ろの壁に貼り出されていたそうです。
三回忘れ物をした子供は×××、四回なら××××というわけです。
それを見て、そのお父さんは先生に頼みこんでみたらしい。
「私の子供は、よく忘れ物をするようで申し訳けありません。これからよく注意いたします。ところで、お願いがあるのですが、あの印のつけ方を逆にしていただけませんか。忘れたら×でなく、持ってきたら○をつけるというようにしていただきたいのです。××印では、今度持ってきても、すでについている×印の累積が消えるわけでもなしとなると、立ち直ろうとする気持がまた崩れるかもしれません。持ってきたら○印、三回持ってくれば○○○というようにしていただければ、まだ○のついていない私の子供も、これなら○を増やそうと頑張るような気がするのです」
この学校の先生はものわかりのよい先生で、それはグッド・アイデアですといって、その場で書き直してくれたそうです。
その結果、忘れ物の率もグングン減ったといわれる。