面の皮も足の皮も生まれたときは同じ
SLブームの頃、鉄橋とD51の組み合わせといったポスターには余部の鉄橋がよく使われた。
日本で二番目の高さだが、昔こういった鉄橋は、定期的に錆どめの防錆剤、塗料を塗ったものです。
そうしないと海からの潮風で錆びてやせてくるからだ。
ほっておくと、ぼろぼろになって折れてしまって大変なことになりかねない。
ところで、一方、海浜の松林に眼を向けて、松の切り株を見てみるとよい。
松の切り株の外側には褐色の松の皮があります。
この皮の厚みに注意してみると、その厚みは均一ではない。
どちらかというと、風の吹いてくる側、きびしい風の当たる側がより厚くなっていることに気がつくでしょう。
潮風が当たると、鉄はやせてゆくし、松の皮は厚くなってゆく、なぜでしょう。
それは鉄には生命がなく、松には生命があるからだ。